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個別指導とFAX通信教育

 1984年、東京千代田区に「三角図法 数学教育センター」を開き、御三家をはじめとする難関中学を受験する小学生に算数を、合格後も続ける国私立中学生には数学・英語を指導していました。ところが事情があって地元札幌へ帰らなければならなくなりました。1996年のことです。当時70名近くの小中学生が在籍していました。指導を続けるとすれば、FAXを利用した通信教育以外に選択肢はありませんでした。
 そこでは黒板は置かず、質問のある生徒の机へ行き納得するまで教える、いわゆる「完全個別指導」という形態をとっていました。ですからFAXによる通信教育は、じかに教えることが出来ないという点で個別指導とは、およそ相容れないものだと思いました。
 しかし冷静に考えてみると、必ずしもそうではない、というよりやり方次第ではむしろ個別指導の理想に近いものにすることが出来るという結論に達しました。
 確かに口頭で教えることは出来ないという欠点はあります。これについては、電話でフォローするという方法でほぼ補えることが可能です。
 通塾の場合と通信教育の場合の大きな違いは、質問がある時に答えてくれる者が側にいるかいないかの違いです。そして後者の方が生徒にとっては望ましい環境なのです。
 それは第一に、送信された正解を自分の頭を使って理解しなければならないという環境に置かれることで、”理解するとは一体どういう事なのか”を体得できるようになるからです。
 通塾の場合ですと、分からなければ何度も聞けるという気持ちがはたらくので、どうしても
説明の聞き方が雑になり、分かったつもりでやり過ごす結果になりがちです。理解すること無くして応用力を身に着けることは出来ません。
 第二に、どんな問題も誰の助けも借りず、自分ひとりの力で解かざるを得ない環境に置かれることで、真の実戦力を養うことが出来ます。
 入学試験とは、いうまでもなく初めて見る問題を自分で解かなくてはなりません。そのために膨大な問題をこなし解法を暗記するといった勉強法は賢明だとは言えません。
 常に「絶対解いてみせる」という強い意志で問題に取り組む習慣を持つことでしか、思考力・応用力を育てることはできません。
そのようにして次第にかなりの難問まで自分で解けるようになって得られた自信が、試験当日あがらずに実力を十二分に発揮することを可能にするのです。
 以上述べた理由以外にも、通塾時間の無駄をなくす、自分の都合の良い時間に出来るなどのメリットがあります。ですから遠距離の生徒だけではなく、通塾可能な地域でも通信教育の方法を選ぶ生徒も少なくありません。
 尚、ここで誤解しないで頂きたいのは、通信教育の方が優れているという事ではありません。通塾する場合、聞きたい時すぐに質問できるという大きな利点があるのですから、それを生かすためにも、なるべく依存心を待たないように自分を厳しく律することさえできれば全く問題ありません。

m_E382B0E383AAE381A1E38283E38293E6A798.gif Coffee Break

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しゅん

リヴリー大好きのリンクから来ました!
これからもたまに来ますぅ~♪
by しゅん (2011-07-25 19:46) 

グリちゃん

しゅん様、ご訪問ありがとうございます!
by グリちゃん (2011-07-27 00:51) 

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