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塾にできること、できないこと ④

成績が上がるためには、生徒本人の”やる気”が絶対欠かせません。
ところが本人がどんなに持とうとしても持てないもの、周囲の者がどんなに持たせようとしても持たせることのできないもの、それが”やる気”というものです。

ですから”やる気”になるのを待つしかありません。
待つとは、その日が必ず訪れることを信じることです。
したがって、その時に備えておかなくてはなりません。
最優先にしなければならないのは、数学と英語の基礎をしっかり身につけさせることです。
いずれ本格的に勉強を始める際に、基礎ができているかいないかでは全然違うからです。

例年、3年生になり部活動も終わる夏休み頃ようやく受験を現実のものとして意識するようになるのが一般的です。
やる気になると、説明の聞き方もそれまでとは比べものにならないくらい真剣になります。
家庭での勉強の仕方を聞いてくることもあります。
数学や英語の基礎がすでにできているわけですから、半年もあれば受験に十分間に合います。
そのようにしてたいていの生徒が、入塾時に志望校として挙げた高校へと進んでいきます。
やればできるのにと思わせた生徒がやる気になった途端に急速に力をつけるケースは、これまで数えきれないくらい見て来ました。

もしまだ本人がやる気になっていない時に何とか成績を上げようとして宿題を出すなどして強制的にやらせたり、無理に教え込もうとしていたならば、成績が上がらないばかりか、勉強嫌いにしてしまう事でやる気になる機会を永久に奪ってしまっていたに違いありません。

やる気になれない生徒も、本人は内心やらなければならないと思っています。
そして、成績が上がらない原因は自分が勉強しないことにあるという事も自覚しています。
そのことを理解して接すれば、それは生徒にもきちんと伝わります。
そのようにして生徒との間に次第に形成される信頼関係に基づいて、日々の授業が進められていきます。

これが、成績の上がらない状況が長く続いても自分の意志で受験まで彼らが通い続ける最大の理由なのではないかと思います。
その背景には親御さんの深い理解と協力があるという事も付け加えておかなくてはなりません。


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塾にできること、できないこと ③

全ての生徒が一つ一つの単元を確実にこなしていけるわけではありません。
そのような例として最も多いのが、やればできるはずなのになかなかやる気になれない生徒です。

例えば数学ですと、導入部で”このことが理解できれば、それでこの単元は終了”といった内容の説明をします。
つまり、単元の基本原理がしっかり理解できれば、あとは確認の意味で典型的な問題をいくつか解くことでその単元を終わらせることが出来るのです。

ところが、彼らにはその説明の半分も伝わりません。
成績を上げたいという意欲が乏しいため、集中して聞くことが出来ないからです。
しっかり聞いてさえくれればと、いつも残念に思います。

よく分かっていないわけですから、問題を与えてもすぐに質問します。
説明すると「わかった」と言います。
しかし、実は全く同じ問題なのに問題文の表現が少し変わっただけで全く違う問題に見えてしまうため、また質問します。
つまづくとすぐに解答を見て分かったつもりになるのも全く同じです。
何度も説明を受けたはずの問題がテストで出されても、やはり間違えてきます。

本当の意味で分かっていない、つまり自分ひとりで考えて問題を解く力がついていないからです。
これが成績の上がらないメカニズムです。

       つづく


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塾にできること、できないこと ②

個別指導ですから、もちろんカリキュラムは生徒一人一人違います。
単元の進め方のことですが、教える側が通りいっぺんの説明をすることで、その単元を終了したことにしてスケジュール通りに進めていくのが一般的です。
それが、生徒たちが同じことを繰り返しやらなくてはならなくなる原因です。

単元が終わるとは、その生徒が内容を完全に理解して自分の力で問題を解けるようになることです。
ですから単元終了時は生徒各自異なります。
いずれにしましても、その単元が”きちんと”終了してから次の単元へと進ませます。

「わかるべきものはわかるまで、覚えるものは覚えるまで」する。
これが勉強の基本です。

順調なペースで単元をこなしていける生徒は、定期テスト前はほとんどの時間を暗記科目に使うことができます。
暗記科目以外は教室での勉強だけで済みますから、宿題は必要ありません。
生徒にとって最も負担が少なく、それでいて全ての教科で高得点を取ることのできる学習法と言えるでしょう。
しっかり身につけたものは、繰り返してやる必要がありません。
それが本当の学力です。
ですから、定期テストに向けた日常の学習は同時に高校入試の対策にもつながります。
平常授業だけで充分で、講習会などは必要ありません。

このようにして、これまで数多くの生徒達がクラブ活動や生徒会活動と両立させながら難関校へと進んでいきました。
難関校へ進むような生徒は、目標もはっきりしていて学習意欲も旺盛ですから、本来塾に通わなくても好成績を維持して志望校に合格することが出来ます。

このような生徒をお預かりした場合には、せっかくの素質を活かすための授業をすることにしています。
それは、上記のような効率の高い合理的な学習法を教えることで、余力をもって進学させるような授業です。

いずれにしましても、成績向上や高校合格はあくまでも生徒本人の努力の結果であって、塾はそのサポートをするにすぎません。

次回は、あまり成績の上がらない生徒についてお話します。

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